夏季講習の授業を絶賛実施中。
久々に板書をしながら知識を整理して伝えていくという授業。
これは久々にやるとしみじみ感じるが、授業に至るまでの準備はかかるけど授業に入ってしまえば、非常に精神的にはラクだなと。
教えるべき事柄が整頓して手元に揃っているのであれば、あとは様子を見ながら少しずつ小出しにしていくだけなのである。生徒のリアクションに併せて調整すれば良い。
普段のそれぞれのやりかたで、本当にゴールできるか分からない場所に放り出して、やんややんやと授業しているよりも、よほどラクである。
模擬試験の偏差値や入試の総合点を上げるためには、十分に知識を蓄えることも重要なのであるけど、一方で、頭の中にあるはずの知識を上手く使えないで躓いている場合も多い。授業では前者の知識を増やす手伝いは出来ても、総量を増やすのは結局自分の努力が必要である。後者についての方が授業者の経験値も生きてくるし、意外とそれがブレイクスルーになったりもするので、仕事としては責任重大である。
まあ、色々なことが課題になってくるのは、どんな仕事をしても同じだ。
無駄なことをやらないようにするには、こちらの授業準備の責任は重い。
それでも、やっぱり。
生徒に任せる方がやっぱり難題。自分で学ぶはずだという力を信じて、いつまで待てるのか……そういう我慢比べはゴリゴリに精神を削られる。