ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

TodoistのAI機能は生産性の夢を見るか

自分が愛してやまないTodoist。

todoist.com

半年くらい前からこのTodoアプリにもChatGPTによってTodoリスト作成を支援する機能がついた。

Todoist では、OpenAI GPT-3 というサービスを使用しています。OpenAI GPT-3 は、人間と非常に似通った方法でテキストを理解したり書いたりできます。インターネットや他のソースからの豊富なテキストを使って訓練されているため、様々なトピックについての豊富な知識をもっています。このため、エッセイを書いたり、タスクを生成したり、さらにコードをアウトプットしたりといったことが得意です。また、質問に回答したり、1 つの言語から別の言語へ翻訳したりといったこともサポートできます。

https://todoist.com/ja/help/articles/use-the-ai-assistant-extension-with-todoistより:2023/08/09参照)

まだ有料ユーザーしか使えない。実際は連携機能になるので自分で能動的に準備しないと使えない。

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実際の使い勝手がどうかを少し紹介します。

Sugest task with AIの使い方

実際にAI Assistantを使う方法はそれほど難しくない。

予め連携機能をオンにしておく必要があるが、それ以降は簡単に使える。

タスクを追加する画面で右上の「…」をクリックすると、メニューに「Sugest task with AI」という項目があるのでそれをクリック。

すると以下のようにプロンプトを打ち込める画面が出てくる。

……はい、残念ながらまだ日本語化していません。(2023/08/09現在)

ただ、プロンプトを打ち込むこと自体は日本語でもできるので、タスクの全体像が見えないでふわっとしているものをとりあえず相談するような感覚で打ち込んでOKです。

実際に打ち込んでみるとこういう感じで答えを出してくれます。

ふわっとした問いかけだったのでふわっとした回答になっていますが……。右下の「Add」をクリックすると、Todoリストが追加される。

おそらくプロンプトをもう少しはっきりすればそこそこの回答が返ってくるはず。いきなり仕事を振られたけれども、やることがいまいちイメージできないときにブレスト的に使ってみるのもよいかと感じる。

既にあるタスクを分解する

ゼロからタスクリストを考えてくれる以外にも、既にあるタスクリストを細分化したり最適化したりして、分かりやすく教えてくれる機能もある。

今度はタスクリストの右側の三点リーダーをクリックして「AI Assistant」をクリックすると3つのメニュー「Make task more actionable」「Break task down」「Give tips for completing task」が出てくるので、好きなものをクリックする。

それぞれの違いがわかりにくいので少し解説しよう。

Make task more actionable

これはタスクリストの文言のブラッシュアップである。例えば、上の例「ブログを書くためのネタを考えたい」のようなふわっとしたもとを「ブログのためにネタを5つ考える」のように具体性を持たせて行動しやすくしてくれる。

まあ……実際、本当に行動しやすいかと言われると、結構ガチャ要素が強い。何度かやり直してピンときたものがあれば…という使い勝手。

Break task down

これはあるタスクをサブタスクに分解する機能である。実際に見たほうがわかりやすいので、以下の画像を見て欲しい。

これもやっぱりガチャ要素が強いので、何度か使ってみるといい。チェックボックスで追加するかどうかを選べるので気に入ったものだけをどんどん使いするのもよい。

Give tips for completing task

これが一番、わかりにくい。

要するにタスクの文言からどうすればタスクを上手に進捗させられるかということをアドバイスしてくれる。

これも実際の画面を見てみた方が話が早い。

ね、こんな感じで親切で詳しいアドバイスを……ええ、そうなのです、日本語化されていません

ただ、日本語のタスクでも上記の画像のように勝手に翻訳してくれるので機能自体は使える。

まあ、コピペで翻訳したりDeepLの拡張を使えば簡単に内容は確認できるので、それほどデメリットでもない?

使い勝手について

肝心の使い勝手だけど、まあ…おまけくらいの機能かなあという感じである。

そして、肝心のAIについても「ChatGPT3」であるので、出力についても賢さは微妙な感じである。

機能を呼び出すまでの手数が多いことを考えると、はじめからChatGPTで、特に有料バージョンの4が使えるのであれば、そちらの方が使い勝手が良い印象。

ただ、ボタン一つでAIの作ってくれたタスクリストを追加できるのはお手軽なので意外と面白い。

なんとなーくやらなければいけないけど、やる気が出ないで気持ちの上で引っかかっていることがあれば、それをAIに聞いてみてタスクリスト化してしまうのは手かもしれない。タスクリストが並ぶとやらざるえない気がしてくるので、それ自体が仕事に手を付けるきっかけということで…。

 

 

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