二学期が始まると、やっぱり色々なことが起こるなあと感じる。たった数日でけっこう色々なことを対応した。
担任という仕事は常に定型的なことはない。いつでも波瀾万丈なのだ。
なんとなく落ち着かないままにスタートしていき、なんとなく困ったような気分がしている。そういう不安を先に気付いてしっかりとアプローチできればいいのだけど、身体が一つしか無いから、一人一人の様子を聞くのはけっこうな時間が掛かる。
順番待ちになってしまう不安は申し訳ない。本当は副担任の先生がいれば、協力して回せるのだけど、そういう人員もない。
それでも授業は進んでいく
単元のアイデアが煮詰まってきたので、次の段階として少しずつ使えそうな資料を集めている。色々な資料を雑多に眺めていると、見落としているものが多いなと思うのである。
新聞などを教材に出来ないかと読み直していると、その見落としの多さに、ゆっくり新聞もちゃんと読んでいないんだなと思う。
痩せ細ったインプットの状態で、どこまで粘って素材を増やせるか。
生徒に「強制的に」読ませることができる時間だからこそ、不偏不党にあらゆるジャンルをしっかりと読んで考えてほしいと思うのである。そういう素材の集め方をしていると本当にきりがない。
自分のよくないところは、生徒の力を見極めた気になって「これくらいでいいだろう」とやりがちなのである。生徒が作業をし始めると自分が捨てた資料を見つけて見事に使いこなすことは多々ある。
なかなか予想通りに事は進まないのだ。
行事もやってくる
授業に追われていると、行事の方の気配りが甘くなる。
本当、担任の仕事は常に全方位に神経を向けることが必要になる。
自分の思い通りになんでもやろうとしたらそれは苦しくなる。生徒たちに任せて、上手くいかないこともあれば、それを考えるような、そういう余裕を常に持っていられるような空間に学級をしておきたい。
安心して、ワガママを言ったり弱音を吐いたりしても良いという空気を。