担任の仕事の大部分は、人の話を聞くということから成り立っていると思う年末。
面談の時期
年末なので3学期に向けて色々と面談中である。
そういう時期なので。
基本的に面談しなければいけないと思うくらいの材料はあるのだが、その材料を自分が言いたいように話して伝えてしまっては、だいたい話しすぎである。
資料にまとめておいて、話さないでも済むように準備をしているはずなのに、資料の説明を始めてしまうのだから、話したがりの仕事の仕方をしていると反省するところである。
なんでもかんでも話さないと気が済まないのは、基本的にちゃんと伝わらないと思ってしまっているからだろうなぁ……。もっと渡した資料でサッと軽やかにやりたいものである。
授業も同じである。説明ばかり長くなって、活動が短い。
伝わらないという不信を手放せない自分がいることに、やっぱり少しガッカリする。
雑に話を振っても聞けない
時々、どうしても話に詰まって雑に「どうですか?」と話を振るのも自分のよくないところである。沈黙に耐えられなくなってぽろっと雑に投げてしまうことがあるが、はたして相手からの返答はよくない。
自分が分からないものを相手に無茶振りしてはいけない。
話を聞くのはテクニックでもある。ある程度のところまでは、日々、こういう仕事をしているので、なんとなくパターン化できることはあるのだけど、込み入った話になってきたときに当意即妙に話をするのはとても難しい。
ポッドキャストのインタビューなどを聞いていると、非常に人の話を引き出す人は何が上手いのだろうと思う。
番組としてのある程度のパターンはあるにせよ、相手の心理的な障壁を下げて聞きたい話を聞き出せてしまうのは、どういう仕組みなのだろう?
話をよく聞くということは、自分が黙っているだけでは不十分である。
自分の話しすぎに自覚を持ちながらも、自分から引き出していくことがあるのだろうなあ。