毎回、反省するところであるが、ギリギリに追い詰められるまで授業の焦点をギュッと絞るということができない人間なのです。
万全に準備をしたいものの…
準備を毎度毎度ギリギリまで盛り上がらない、集中できないのは、よくない癖である。腹案として色々と考えだすのは割と早い時期から淡々とやっているのだけど、結局、早く初めてギリギリまでダラダラと進んで……直前にがああああああっと追い込みをかける形になっているのである。
何度か書いているけど、「生徒の様子」を見てみないと授業のアイデアが見えないのです。
その意味では実は体験授業はあまり得意ではない。面白いネタをやってウケのいい授業を……となると、どうも自分の居心地の悪さを感じてしまってよくない。
生徒の都合をお構いなしに、知識を伝達すればよいというタイプの問題演習などの解説であれば、特に悩むこともなくスイスイといけるのだけど、単元を立てるとなると、なかなか煮詰まっていかない。
結局、こういう本を読んでグルグルと行方不明になっている時間が多いのである。
こうして初期指導を行うこと自体が三年ぶりなので、生徒に最初に何から指導しようかも難しくて逡巡している。
中学校 国語授業づくりの基礎・基本 学びに向かう力を育む環境づくり (シリーズ国語授業づくり)
- 作者: 安居 總子,甲斐 利恵子,日本国語教育学会
- 出版社/メーカー: 東洋館出版社
- 発売日: 2018/08/09
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ゼロから始める授業……どうなるか不安で仕方ない。
話合いって難しい
ホームルームで話合いに取り組ませてみたが……あぁ、半年前までは生徒に随分ラクさせてもらったんだなぁ……。話合いの様子を見ていると、身も蓋もないが……下手だ(笑)。
当然、人間関係も出来ていないところでの話合いであるので、上手く行くわけもないのだが、それを織り込んでも……まあ、ちゃんと指導しないと話合いは話合いとして成立しないんだなと改めて自覚。
たまたま、前の三年間は牛歩の歩みでも話合い、相互に批評し合い、きちんと成果を出せるようになったのに対して、今回がまたちゃんとゼロから積み上げられるかはとにかく不安でしかない。
再現性のないことをやっていて、何が授業づくりだって話だが……。
生徒に授業を義務だとか押しつけたり、点数取らせたりすることに仕事の範囲を限定すれば、それは別に気楽なものだけど……何を教えたいかである。