本日は休業でなければ本来は修了式であったはず。
短い時間ながら大掃除をしたり、通知表を渡したりしながら、一年を振り返りながら和やかに過ごす一日であるはずだった。
それが今は誰もいない教室である。伽藍堂の教室は薄ら寒い。
文部科学省からの発信で、原則再開するような方向性が見えてはいる。
望ましくない環境として「換気の悪い密閉空間,人の密集,近距離での会話・発声」を挙げているが、学校ってこの三つをちゃんと満たしているのですよね……。
教室に人が多いって言って対策とるにしても今更教員を増やす方法はないし、教室だって大きく出来ない。……どうするの?
本当に4月から授業ができるのだろうか。今やるべきは本当に例年通りの準備なのだろうか?
あらゆる自体に備えて、今から出来ることもっとやらなければいけないのではないか。
そんな不安を抱えているのである。
なかなか言葉にならない不吉な予感。
本当はめでたい日に、こんな不吉なことを考えることのやるせなさよ。