生徒が登校し始めた一週間だった。生徒が登校し始めると一日が飛ぶように過ぎていくし、次から次へとやらないといけないことが沸いて出てくるので一日が短い。
しかし、去年の今頃が生徒がやってこないで寒々しい校舎が続いていたことを思うと、活気のある学校はよいものである。
一年経ってもコロナは収まらず、一年前に数十人で騒いでいたのは何だったのか…というような感染者数が毎日報告されるのに、学校は平常運転が続く……。
ゆっくりと始まることの価値
今年がやたらと忙しいと感じるのは、去年がのんびりと過ごしていたからだろうと思う。精神的には去年の方が毎日、てんやわんやしていたけど、やっぱり物理的には生徒が登校してきている今年の方が時間の消費が激しい感じはある。
行事に本当に価値があるのかという気持ちになることは少なからずあったけど、潰れたものが再び復活すると、その価値も何となく分かるものです。
生徒も普段の年であれば、聞いているのだか聞いていないんだか分からないような態度なのだけど、今年についてはかなり神妙な面持ちで行事に参加しているように見える。それでいて何だかにこやかにみえるので、ちょっとした行事であっても普段通りに進むということに安心感があるのかもしれない。
そういう状況なのだから、今週についてはそんなに慌てて1日、2日くらい授業やるよりは、もっとクラス内の親睦を深めるようなことに時間を取ってもよい気がするんだよなぁ…。
授業をしてこそ
とはいえ、やっぱり学校は「授業」をしてこそ…という部分はある。自分は今週は授業がなく、何となく力の行き場を失ってクダを巻いている。
休み明けの月曜日からはフルスロットルで授業開始となるので、こんなにのんびりと退勤してきてしまったらあかんのだけど……。月曜日のはじめからどう授業に入ったらいいかというテンションがどうも検討がつかない。
こういう感じでは自分はやらないけど……なんとはなしに読んでしまうよね。結局、読むだけ読んで、やらないのだけど。