ひょんなことから、前から気になっていたサービスが校内で使えるようになりそうな気配。
この動画を使って色々と出来るFlipgridというサービスは、『国語教育』で紹介されていて気になっていた。
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しかし、心配事も多いのである。
GIGAスクールが花開く
今年がGIGAスクール元年ということもあり、一気に色々なサービスを目にするようになった印象がある。
まあ、もともとあったのかもしれないけど、分母が大きくなったので、目につくようになったというべきか。その中でもやはりGoogleとMicrosoftは圧倒的なシェアなイメージ。まあ、日本の企業も、日本の学校のニーズに合わせて、教員に都合の良いサービスを作っているなぁ……という印象はあるが、トラブルの多さと制限の多さで早晩、行き詰まりそうな気はしている(もしくはICT活用自体がポシャる)。
日本の企業の提供するサービスよりも、冒頭で紹介したFlipgridやKahoot!のような海外のサービスのほうが圧倒的に使い勝手が良い(日本語と相性が悪いこともままあるけど、そのせいか英語のALTがこういうサービスを使って、生徒が味をしめている…というパターンもあったりする)。
授業で使ってみて、使い勝手の良いものはバンバンと使い続けられるし、使いにくいものは気づかぬうちに封印されていく…そういうものである。
サービスが増えても知識は簡単に増えず
個人的には色々なサービスを使ってみて、便利なものに慣れていくということは望むところであるのだけど、それは自分がデジタルネイティブ世代で子どもの頃からパソコンは弄って慣れるものだという気持ちがあるので、色々なサービスが出てくることに抵抗はない。だから、Notionとか使っているわけですが。
使える道具がどんどん出てくると、ハードの使い方にすら四苦八苦している現場にとってはなかなか厳しいものがあるようにも感じる。デバイスのことだけに集中していられる環境であれば、それほど負担感もないのだろうけど、あれもこれもやれという状況で、新しいものがどんどんと出てくるともうついていけなくなる。
まとまって使い方の研修をする余裕もないだろうし……これはなかなか厳しいぞ!
さすがに使うサービスが増えると、その速度が早すぎると生徒はICTは得意だ…といっても、導入する速度が多すぎるとついていけなくなるし、そもそも生徒画面と教員画面では違いが多いものも多い。
導入は計画的に
色々と便利なサービスは多い。でも、アカウントの管理や使い方に慣れるためにはどういう計画で練習するの?ということを考えないと、結構、痛い目に遭いそうな気がします。