ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

慌ただしい

夏休みに入ったというのに、あれやこれやと慌ただしい。

そもそも、準備が悪いのが原因で慌ただしい。

防げることは数多くあるはずなのに、そのために今ある仕事を一旦止めるという判断が出来ないからじり貧になるのである。

余計なことにリソースを割かないということが勝負の鉄則であるのに、次から次へと色々なことが起こるので、持てるリソースを無駄遣いしがちである。

しないことを決める

夏休みは時間に余裕があるので、余計なことに気を回しがちである。この仕事は「やっておいた方がよいこと」に一生追われる仕事である。

長期休暇にまとまった時間が出来ると、つい普段の仕事で放置してしまっている「やっておいた方がよいこと」のために時間を投資してしまいがちなのだが、まとまった時間があるときだからこそ、「自分がやるべきこと」をきちんと焦点を絞ってやるべきなのだ。

成績資料の整理だとかをしていると、確かに色々と分かってくることもあるし、仕事をした気分にもなるのだが、テストや模試の成績を眺めていても授業の改善にはつながらない。

授業のことを深めたいなら、授業のためのことをするべきである。

そして、それは普段の忙しい中では扱うことが難しい基礎的な理論や古典的な理論をしっかりとかみ砕いて理解しようとする姿勢が重要だろう。

難しいことをやろうとするならば、やらないことを決めて、やるべきことに時間を投入するのである。

成果の出ないことを損切りする

学校が一番苦手なのが「損切り」である。

これまでやってきたことが成果が出なくなってきているときに、いつまでもそれをダラダラと慣習で続けがちである。

何かを変化させることにはとてつもなくエネルギーがかかるので、成果が上がりにくいとしても形として整うことを選んで、労力をかけないような選択を選びがちなのだが、成果が出ないことを繰り返していると、組織の方が腐っていくのだ。

守るべきものを守るためにも、形だけの存続なら止めよう。

潮目が変わったときにはその変化に対応することでしか生きていくことはできないのだから。

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