今年の大学入学共通テストもそろそろ終了です。
一日目の概況などについては予備校のサイトに少しずつアップロードされ始めていますね。
共通テストも3年目であり、出題形式などについても周知が進んだこともあってか、去年、一昨年ほどの大騒ぎには鳴っていない印象だ。
実際に大学受験をする生徒を抱える学校であれば、大学入学共通テストの問題は無視できるものではなく、授業にも色々な影響を与えてくるものである。今年の問題について国語を眺めていると、「現代の国語」や「言語文化」を意識しているのだろうなというのはすぐに分かる。
ただ、どうしても試験という形で問うとなると、実際の教室の混沌とした話し合いの過程は出てこない。高校生の話し合いがこんなにすっきりとリニアに進むと思ってはいけない(笑)。
逆に言えば、普段からカオスな話し合いに粘り強く取り組めている生徒たちであれば、こういうすっきりと理路整然に進む話は簡単に捉えられる……なんて思うのは楽観が過ぎるか。
やっと自分の仕事も落ち着いたので、様子をみて問題を少しずつ解いていきたいところです。
授業として考えても、一つ一つの素材は面白い。試験として慌てて読むことを指導するのではなく、そこから何を見いだせるか……楽しみにしたいね。