日々、忙しく生徒と向き合って、授業のことを遅くまで積み上げて取り組むことは、一般的な教員の感覚から言えば、非常に熱心でよい先生なのかもしれない。
しかし、一歩引いたところから見れば、そうやって遅くまで学校に閉じこもることは、学校以外の場所を知らなくなる第一歩なのだ。
残念ながら、雑務はいくら積み上げても、それは経験としてちっとも成長につながらないのだ。自分の居心地のよい、楽な仕事を急がしそうに反復しているのに過ぎない。本当に自分の力量形成を願うのであれば、自分の学校や目の前にはない理想や高い目標を追いかける時間が必要なのだ。
そのためには、学校に長く根を下ろしていたのではやはり厳しい。
生徒の姿が見えないままに、仕事だけ放り出して帰るのも困るが、生徒が帰った後にもいつまでも居座ることも同じくらい厳しい。
若い人に、ちゃんと帰らないとダメだということを教えてやらないのは大人の責任だよ。そういう訳で新学期早々残業が続くアカウントはこちらです…