問い合わせフォームから2020年の新年のこの記事についての問い合わせがあった。
ここでは添削指導に関して校内の制限を前提にしてあまり明確な話はしなかった。
OneNoteの強力な側面として「ノートの共有」がある。これを使うと添削指導がめちゃくちゃ捗ります。
ただ、色々と縛りも厳しい世の中なので、あまり「こういうことやってます!」と言い難くて、言及するに留めておきます。
ここでぼかした話について具体的なことを聞きたいという問い合わせだったので、GIGAの時代となった今はどうなったかを少し紹介しましょう。
結論:OneNoteを使わなくなった
まず、身も蓋もない話をすると、OneNote自体を使わなくなりました。
最大の理由はみんな大好きNotionです。
Notionがこれだけ高機能であらゆることが出来てしまう以上、ドライブの容量を圧迫するOneNoteを使い続ける理由がどこにもないのであった。
OneNoteで添削指導
ただ、OneNoteで添削指導はありかなーとは思う。
やりかたは簡単。OneNoteのノートブックの共同編集者に生徒とアカウントを共有するだけ。
セクションごとに大学を分け、ページを年度ごとに分けて準備をしておき、過去問が解き終わったら生徒には各ページに自分の答案を写真に撮ってアップロードしてもらうだけ。
そのあと、自分の方でiPadから手書きで添削。
書き込めるスペースが無限になるので、非常に解説しやすいのです。
ただ、学校がMicrosoftのアカウントを使っていないと、個人のアカウントでやりとりすることになるので、安全管理上どうなのかという話がある。
GIGAのおかげでMicrosoftのアカウントを持っているケースは増えているので、今はこういう運用も設定次第ではあり得るのだろう。
OneNoteよりもGoodNotesで
ただ、あまり個人のアカウントでのやりとりは望ましくないのは事実である。
そのため、今はGoodNotesを学校のドライブと連携させることで添削指導を行っている。
生徒からChatやメールで答案を送ってもらう→GoodNotesに取り込む→添削をする→自動的にGoogleドライブにPDFが保存される→そのPDFを生徒へ返信する、という流れである。
このやり方だと、追記をしても自動的にPDFに同期されるので非常に便利だ。
GIGAスクールの時代なので
数年前とは異なり、今は一人一台端末、一人一IDの時代である。クラウドを使い倒せば、もっと素早く生徒とのコミュニケーションを行うことが可能である。
ちなみに、今回はサラッとChatやGmailと言いましたが、多くの学校そういうツールを使えないということも知っています。
しかし、そんな状況だったら、4年も前にやっていたことから一歩も進んでないじゃないか……と思うのである。