夏休みが終わろうとすることに無念さを感じながら、日々の振り返りをしております…。
まだ、10日くらいは夏休みがかつてはあったはずなのに、今はそういう感じでもない。来週中には始業式になって二学期が始まる学校が多い。
なんだか非常に圧迫されている感じがありますね。
9月の最初の出願は負担が大きい
大学入試の総合型選抜の出願は9月1日から始まる。
そのため、夏休みの後半戦はそのための書類を完成させないと、出願の目処がつかないので、今のこの時期はかなり忙しい。
総合型選抜で求められている書類の量はかなりの分量があるし、文章をまとめることはかなり手間がかかる。1、2回書いたくらいではまったく仕上がらない。
そのため、お盆明けからずっと書類作成にかかりきりになる。
ただ、これって生徒の受験勉強や夏休みをかなり圧迫することになるので準備や対応をしていると何だかなぁ…という気分になる。9月の一週目くらいに出願をさせるから、こういう圧迫感になるような気がしている。
だからといって、2週目、3週目以降にされたら、今度は学校生活が圧迫されるだけで、なおさら忙しくなるのだけど…。
忙しくなるのは仕方ないけど、せめてもう少し日程を後ろ倒しにしてもらって、気持ちの余裕があってほしいなあとは思うところ。早く進路が決まっても、今の制度だと宙ぶらりんになりがちであるので、あまり生徒にもメリットがないよなというイメージがある。
楽な入試はない
総合型選抜を手抜きみたいに思う大人がいるようだけど、とんでもない勘違いである。自分が一度、その書類を書いてみれば、そういう勘違いはありえないと分かるはずである。
総合型選抜の書類を良いものにしようとしたら、非常に時間を投資しなければいけないし、自分の来歴を掘り下げなければいけないので、かなり大変である。
大人が総合型選抜の方が簡単だみたいなイメージで、子どもに勧めるのは非常に罪深い。そういう勧め方はしないでもらいたい。
総合型選抜で生きてくる生徒がいるのは間違いないからこそ、制度をハックして美味しいところを狙おうというメンタリティはよくない。
自分の強みを活かした入試をしてほしいと思うからこそ、大人が不正確な情報であまり子どもを振り回すようなことをしてほしくないなぁ…と思うのである。