ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

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高校生に伝えたい大学入試対策のための手帳活用法~手帳選び編~

busy schedule

昨日に引き続き、手帳について考えていきます。

www.s-locarno.com

今日は「受験勉強に必要な要素」という観点からの手帳選びを考えてみようと思います。

絶対に必要なのは「ウィークリーページ」

スケジュールの管理の仕方は好みと仕事量の違いで、選ぶべきものが変わるところだとは思いますが、「受験勉強」という観点でいうのであれば、一番重要なのは「ウィークリーページ」だと考えます。

その理由は

  1. 高校生は忙しいため、一週間の可処分時間を把握する必要性が高い
  2. 受験勉強は「長期戦」となるため、一日単位で考えると調整失敗しやすい
  3. 学習のサイクルとして一週間という単位が都合がいい

といったことが考えられます。

順に見ていくと「1.可処分時間の把握」ということは忙しい生徒がきちんと勉強するには重要だ。学校での授業や部活動や習い事などを引き算していくと、勉強に充てることができる自由時間が多くないということが分かる。この「可処分時間」の把握ということの正確性がないと、計画が上手くいかない可能性が高くなる。時間の把握という意味だと一週間という単位は大きくずれも生じにくい。

「2.一日単位はよくない」ということだが、問題集などの進捗は難易度に左右されることもあれば、急な用事などもあるため、計画通りにいかないことの方が多い。しかし、ズルズルと後ろ倒しになっていけばなっていくだけ学力の向上が遅れることになる。そのため、「一週間単位のノルマ」という形で予定を管理したほうが調整がしやすい。

「3.学習サイクル」という点でいえば、生徒の時間割の問題である。毎週、同じような時間割で生活しているため、予定を読みやすいということが大きい。

以上の点から考えても、計画の調整の基本をウィークリーページであろうと思う。

学習ペースの管理には「マンスリーページ」

また、できればマンスリーページがあったほうがよい。

「いつ次の模試があるのか」「まとまって学習ができるのはいつか」「学校行事に拘束されるのはいつか」というようなことを見通すにはマンスリーページが使いやすい。

現役高校生の学習時間は学校に大きく左右される。勉強ができな時期が続いてしまうと、学習の立て直しという点から無駄が増える。

あらかじめ、学習時間が減りそうな時期に手を打つことや模擬試験の復習などの通常よりも勉強時間が必要な時期などを把握することが必要。

「デイリーページ」は好みで

受験勉強のことだけ考えるのであれば一日一ページのデイリーページはあまりいらないという印象。

一日単位の振り返りはあまり意味がないし、自分のことを自分のために把握する手帳のために振り返りを書くのは趣味以上の意味はない。

一週間単位で進捗を見るのはよいと思うが、毎日、進捗を書く意味はない。その時間で英単語でも覚えよう。

個人的に「受験勉強」におススメの手帳は?

結局、最後は好みになるんだけど、個人的なおススメは以下の通り。 

まあ、安定ですね。ほぼ日手帳。

 

ほぼ日手帳 2019 weeks 牧野富太郎/ヤマザクラ 1月始まり ウィークリー

ほぼ日手帳 2019 weeks 牧野富太郎/ヤマザクラ 1月始まり ウィークリー

 

 

年間インデックスもついているので一年間の全体像もつかむのにも便利。何よりも紙の質がいいのと余白が多いので教材の管理もしやすい。 

さすが、手帳の高橋。

 

 

これも使っている人を見るが見た目がきれいであるし、紙のなじみがいい。

ま、手帳は好みが一番ですけどね…。

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