今週の金曜日で終業式ですが、ここに来ていよいよクラスでインフルエンザが流行りだしました。あっという間に広まってアウトなんですよね、インフルエンザって。
担任としてはこの時期ならば学級閉鎖になっても結果オーライだと思いつつも、生徒にとってはこの時期は学級閉鎖になってもメリットがないとイマイチ不評(笑)。
欠席に対するフォローは難しい
授業を休まれると非常に困る。
基本的に、その時間の一時間を生徒たちの好きなように任せていることが多いので、一回授業を休まれてしまうと、そのフォローは方法がない。その授業で何を学んだか、学べることは何かということは、参加した人にしか分からない。
ある意味で授業で授業でしかできないことをやっていると言えるのだけど、色々な事情で欠席しなければいけない生徒がいることを考えると、授業のフォローをしてやれないことについてはかなり困ったなぁという気持ちはある。
本来、等しく授業で学ぶ権利があるのに、たまたま体調不良だとか家庭の授業で授業に出られないことによって、その学ぶ機会を損失してしまうのは残念だ。しかも、教える側がそれに対するフォローの手段を持たないのは、無責任なのかもしれない。
グループワークとインフルエンザ
グループワークをやらせていて、とても厄介に思うの、このインフルエンザの時期の大量欠席である。グループで欠員が出てしまうと、前回の続きからという訳にはいかない。そうなるとグループも作り直すんだが、全然、違うことを話していた班が、その前の続きから……なんていかない。
だからといって、機械的に一時間に区切って進めてしまうのは、話合いとしては不自然な感じもする。
もうね、この時期は絶対怖くてジグソー法なんてできない。
協調学習とは: 対話を通して理解を深めるアクティブラーニング型授業
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アクティブ・ラーニング型の授業をやるとなると、いったい欠席する生徒の対応をどうすればいいんだろう?
そう考えると平気で休めるなんて
普通の授業だってこれだけ悩んでフォローについて考えているのに、無条件で授業よりも強制的に優先される部活動の公欠って何なんだよ。
特に、ただの応援という名の雑用で一日中生徒を連れまわして、遊ばせておくことについては、大問題だと思うんだが。授業よりも部活動の大会などが優先される状況じゃあ、アクティブ・ラーニング型の授業なんてできないんじゃない?