イマイチ、自分の中の方針が煮詰まり切らないまま、生煮えのまま次の単元がスタートしている。まあ……ゴールはある程度考えているけど、道筋がイマイチ納得いかないでいる。
理想ばかりに足元を掬われないように…
どうも三年生を卒業させて、そのまま一年生に戻ってきていることもあって、自分の生徒に対する要求水準が不当に高くなりがちである。
ここまで楽しいことが出来る、もっと高度なことが出来る、そういう気持ちに三年生にもなると応えてくれていたから、ついつい一からゆっくりと出来ないことを潰していったという事実を自分が度忘れしている。
いつかきっと高度なことは出来るようになる。自分で楽しいと思うようなことを見つけることもできるようになる。でも、それは今である必要はない。一歩ずつ歩みを進めればよい。
でもなぁ……本気で追い込めば、もっといろいろなことできるはずなんだけどなぁという思いを捨てきれないのである。
難しいものは難しい
単純に、読み書き、話す聞くだけではなく、色々なことが生徒の理解や活動を妨げるのである。自分で調べればいいじゃん……なんて思ってはいけないのである。難しいものは難しいし、調べることも色々な技術がいるのである。
本当は、自分でどうにかできることは授業で全員そろって……とはやりたくないのだが、自力でどのように進めばいいかということを教えることも、授業の役割なのである。
今、一番、しんどいのが語彙である。どのように語彙を習得させるのか、どんな語彙を習得させるのか、戦略を持たないと結構、行き詰るのである。
ただ、調べさせてノートに書かせてもダメだし、力技で書き取り練習させてもダメである。
しかし、語彙の難しさによって、あらゆるものが諦められて、読んだり書いたりできないというのであれば、語彙に正面から取り組まないと……しかし、週に2コマで授業は両手で数えるほどしかない。
うーん……ゴールは見えるのだが、たどり着くだけの勝ち筋が見えない。