模試の整理をしていると、時間が過ぎるのが早い。
地味な仕事
もしの数字の分析は、手間が非常にかかる。膨大なデータ数を扱うことになるので、単純に物理的に時間がかかるのである。
マグロなどを組んで一気に処理すると言う手もあるにはあるのだが、毎回受験科目がバラバラであったり、出欠がバラバラであったりすることがあるので、そのたびにプログラムを微調整する手間を考えると、コピペで作業したほうが早い気がして負けてしまう。さすがに経年のデータを処理するときにはマクロを組もうかなとは思うんだけれども…それは自分の仕事ではないので、時間を割く余裕はない。
微妙に、提供されるデータにセルの結合が含まれていたり、生徒の記入ミスがあったりと、生のままだと使いにくいというイメージ…。いや、CSVのデータをくれることの方が多いのだけど、なーんか、やろうという時に限って妙なことになっているというトラウマ。
模試の分析をして、最終的には生徒にフィードバックすることが目的なので、あまり細々と数値を並べても意味がない。
生徒に見せて、伝わるような資料でないと意味がない。また、先生方がパソコンで見ればわかるようなデータなら自分が作業する意味はないので、並べた数字の意味も合わせて提示しないと意味がない。
まあ、時間がかかる作業ではあるんだけど、自分の手で動かして作業していると、全体像が見えるからいいんですよね。
教えてもらったのですが、箱ひげ図で成績分布を書いてみると面白いんですよね、これ。自分の実感とちょっとずつズレるような重なるような……視覚化って大切。
授業の結果がよく分かる
模試の数字を見ていると、授業でどんなことをやっているかということがよく分かってくる。
設問別の正答率等まで細かく見ていくと、授業でやっていることや徹底していることは出来ているし、なあなあにしたり指示をしていなかったりするところは、全体の傾向としては落ち込むのである。
授業でどんなことをやっているかでこれだけはっきり数字が出ると、やっぱり、日常の授業で何をするか……ということもバカにはならない。
とはいえ、「教えたことは出来るけど、教えられていないことは出来ません」というのはちょっと困るなぁと思うのである。
特に模擬試験の場合は、自分でどうしたいか、どうするかを考えて、対策を練って、自律的に取り組むものである。
それだけに授業で保障しないと厳しい…というのも物足りない感じがする。もっと、一を教えたら十に応用できるような授業にしないとなぁと思うのである。