今年最大の買い物だと言ってもよいKindle Scribe。
実際に一週間使ってみたレビューを紹介します。
画面が大きいのはラク
これまでのどのKindleよりも画面サイズが大きい。とにかくこの点が一番よいですね。
基本的にKindleの一番の利用シーンは「Amazonの電子書籍を読む」ということであるので、多くの情報を表示できる画面の大きさは何を差し置いても最大のメリットである。
特に文字サイズの変更が出来ない自炊したPDFデータを閲覧する場合には、圧倒的に画面が大きい方が利便性が高い。
自分は雑誌やマンガをこの端末で見ようとは思っていないのだけど、そういう用途で使いたいという場合にも充分な画面サイズだろうと思う。
また、ライトも少しバージョンアップしているためか、非常に目に優しい。以前の端末よりも明らかに読書時の目の負担が少ない。
画面のよさは読書体験に直結するので、非常にありがたい形での進化だと感じます。
手書きは…あまり使わない
手書きについてはあまり使わないですねぇ…。Kindle本だとハイライトして付箋を貼る形式なので、読みながら直感的に……という感じではないので、あまり読書体験としては自然な感じにはならないので、結局面倒になる感じ。
一方で自炊したPDFについては、ちょっとしたことを書き込んだりするのは、そこそこ快適です。
検索が出来ないので紙の下位互換的な印象が拭えませんが、手を動かせることで内容の定着をよくできる感じがするので、データを加工するみたいなことを期待しないで、「書き殴る」ということだけを目的にするなら、十分にその狙いは果たせる。
うーん…それだけにKindle本の手書きの使い心地がイマイチ「コレジャナイ感」が強いのである。
Kindleで読んでiPadで編集
読んだ本を記録するときにはKindleから使うことをあまり期待しないようにした方が精神衛生上よかった。
読むという体験についてはKindleの方がかなり良いので、Kindleで読みながらハイライトを入れて、後からiPadでBookNotionに送る…という使い方が良い感じである。
……コピーの上限がとても腹立たしい。5カ所くらいで上限に達する設定にしている本は本当に勘弁して欲しい。
Kindle Scribeで何か情報を加工したり再利用できるように情報を編集したりすることは期待しない方が良い。知的生産のためのツールとしてはiPadが圧倒的だ。Kindleはあくまで生産ではなくインプットのためのツールである。