ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

そろそろ中間考査の季節になり…

五月病に悩まされる時期を過ぎると、中間考査の季節である。

いつも通りにネタが思いつかないでいるのである。

作問の着眼点は

個人的なこだわりとして初見の問題しか出題しない。少なくとも授業で読んだ文章の読みをマルバツでテストするような出題は避けている。授業で読んだものを考査に出すときは普通の演習問題では出題しない。

50分の試験時間は必死になって生徒が文章を読むことになるので、そのことを考えれば、せめて意味のある時間になるように、読んでもらいたいものを読んでもらうように設計している。

教科書の文章はどうしても時代的にはラグが出るので、最近の議論についてはキャッチアップできない。だからこそ、授業でも資料をたくさん読んでもらうようにしているし、考査でもできるだけ鮮度の高い話題を共有するようにしている。

隠れている類似点、しっかり考えていかないと気付かないような共通点、本文の議論とは別の角度の主張…そういうものをちゃんと初めて出会った文章であっても読めるようになって欲しいと願っているのである。

配点がなぁ…

考査の作問で苦しめられるのが配点である。結局、初見の文章だと問題数は限られる。そのため、一つ一つの配点が大きくなりがちなのだけど、そうなると生徒にとってはちょっと嫌な感じの圧をかけることになるので、うーん…という感じである。

そもそも点数をつけないでざっくりと段階別で評価を出すくらいにしたいと思うことも多い。選択肢の一つの問題が解けていることで数点が変わり、それで成績が何か変わることに意味があるのかなぁ…と思うのである。落とすための試験ではないわけだし。

考査については自分一人だけの問題ではないので、あまりラディカルなことはできない。それだけに、現実との落とし所を何とか探っていけるようにしたいところである。

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