授業をやっていて頭が痛い問題が、模試の試験範囲である。
高校の国語科のカリキュラムは2022年以降、4単位科目の「国語総合」から2単位ずつ「言語文化」と「現代の国語」に分かれている。
単純な現代文と古典の区分けではないので、従来に比べると古典の学習進度は遅くなる。増単すればその限りではないかもしれないが、本来の趣旨から考える以前よりも深度は遅くなるのだ。
しかし、模試の範囲が全然、学習指導要領の改訂前後で変わらない。いや、気持ち変わったのかもしれないけど、明らかに変わったと思うほど変わっていない。
正直なところ、模試に振り回されたくはないのだけど、模試の範囲が終わらないで受験させるわけにも行かず、授業でやりたいことが圧迫される。宿題でやっておけよという丸投げという手もあるんだけど…。
でも、そもそも、模試の範囲自体がもっとちゃんと今のカリキュラム事情に合わせるべきではと思わないでもない。





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