今週末から実習生の指導が始まります。まだ、授業案が挙がってこないのが心配なのだけど、まあ、流れるようになるようになるのです。
今年で二度目の実習生の指導なので、よりブラッシュアップしてよい授業づくりを支援しつつ教員としての勉強の仕方などを伝えていければいいなぁと思う。
自分の実習を思い出すのは…
過去に自分の教育実習をネタにして記事を書いている。
数十人単位で実習にいく国立大学附属の実習と同じような実習は、もちろん本校ではできない。それどころか今回はたった二週間の実習で、しかも半分は行事で潰れるというとんでもなく実習生のことを考えない雑な忙しい実習になる。
こうなってくると初日から授業をしてもらわないと授業日数を確保できないし、ゆっくりと生徒と話をしてもらう時間もないかなぁと残念な気分である。
授業技術や指導案のことだけなら別に教育実習でなくても十分にできるだけに、実際の生徒ときちんと話して、授業を観察して、生徒を見立てることを経験してもらいたいと思っているので、時間がないのは困るなぁ…と思う。
雑用ばかりさせる実習や空き時間に遊ばせるような実習をさせてはいけないよなぁ…でも、あまり自分だけ理不尽に厳しくしていたらパワハラになる…よな?
どうやって指導しよう?
教育実習の指導の方法ってよくよく考えたらなったことがない。
やっぱり教育に関わる人間として教員教育についても自己流ではダメだろうと思い、あれこれと最近は考えている。
ちょうど折よく、Facebookを見ていたら次のブログ記事が紹介されていた。
ウブンツカードって面白いものあるんですね。Ubuntuだと思った。
話が逸れましたが、こういう取り組みはいいよなぁと思う。実習生と評価基準を共有しつつどうなりたいかを実習生から引き出すような実習ができるのはいいなぁ。
実習を通して自分の授業の技術を相対化したり、客観的に生徒の様子を見たりして新しい気づきを得られれば、自分自身の成長に繋がるからね。受験学年では実習生は持たないだろうから、来年は実習生指導はない。それだけにちょっと今年でよい形を見つけて、寝かせてからまたよいアイデアを出していきたいなぁと思う。
受験生だろうと別に実習生が持っていいと思うんだけど……まあ、そうはいかないので仕方ない。
毎年、何か明確なビジョンを自分がもって指導に当たることができれば、積み重ねていくことができる。積み重ねてどんな方法が良いか検討ができる。そうやって地道にやっていければと思う。もう自分はたぶん教員として根本は変わらない、どうしようもないでもしか教員で生きてしていくしかない。だから、後進にしっかりしてもらおう!
なれ合いはダメよね
本校の実習生はすべて卒業生です。
異動がない私立だけに卒業生と仲の良い教員は少なくない。
悪いことではないし、実習生もノビノビやっているけれども、それが馴れ合いに見えることも少なくない。
そうして授業の検討も中途半端な技術の話といらぬお世辞で終わっていたら話にならない。
まあ、自分は勤務校に縁もゆかりもないので、卒業生が実習生であろうとあまり感慨はないのだけど、そういう雰囲気には流されないようにしようとは思う。……が、そうやって厳しくあたったらますます逃げられるかな(笑)