年が明けて、ブログを始めよう!続けよう!と思っている人は多いと思います。
当ブログは900日連続で更新し続けています。
どうしてそんなことが出来ているのかということを少し紹介してみます。誰かの役に立てば……。
量を気にしない
一番大切なことを最初に言います。
更新すれば勝ちだと思ってください。
記事の質を気にすることは、ブログの読者を増やすことを目的にするなら必須でしょうが、ただ、趣味でアウトプットをしているだけなら、あまり気にしなくていいんじゃないかなぁと。
ブログを書く時間が取れないからブログを継続できないわけですから、ブログを書く時間を極小まで切り詰めればよいのです。
最悪、ツイッターにつぶやく代わりに、一回、ブログに呟けばいいんですよ。
自分も飲み会だとか体調不良でダウンしているだとか、ブログを書く余裕がないときは一行で済ませています。
後から振り返った時に自分のその時々の調子や考えていたことが蓄積されていること自体に意味があるのだと割り切っていれば、「あまりたくさん書かなかった」という事実自体に、自分だけが分かる意味があるのです。
増やしたいのはPVか?
綺麗で読みやすいブログ……自分も読んでいて楽しいので、そういうブログはよく読みます。
自分もそういうブログが書ければいいなぁと思ったりするのですが、自分にはデザインの才能がないので、図表だとかを作ってブログを書くことに向いていない。
ちゃんと図表を作ろうと思うと、いい加減なことはしたくないなぁという気持ちが出てくるので、調べ物がどうしても多くなってしまう。そうなると一つの記事を書くのに数時間かかってしまうので、そんなことになったらとてもでないけど、毎日書くことはできない。
そもそもPVを増やしたいか?という問題はある。PVを増やしたいなら、ホッテントリのタイトルをパクるだけでずいぶん良くなる。たとえばこの時期であれば「生徒か信頼される小論文指導のアドバイスの5つのポイント」とか「生徒に話したい進路指導のポイント」とか、そんなタイトルの記事を書いたら、おそらく教員や生徒の両方から読者がつくだろう。
でも、そういうやり方でやると(以下略
専門性?そんなもんはない
よく、ブログで自分の強みを生かせなんてアドバイスが多くみられますが、自分の強みだとか専門性なんてそうそう見つかるもんじゃない。
というか、まともに書くことの訓練をしたことのない人の専門性なんてたかがしれていますし、そもそも専門であればあるほど書けることは限定される訳ですから、「毎日書く」なんてことは難しくなる。
本当に専門的な訓練を受けたり続けていたりする人は、こんな悩みは持たないでしょうが、それは例外中の例外と思った方が精神的に健全です。
まあ…何のために毎日書くのかという話であるけど。専門性を売りにするなら、専門性を武器にできるまで練り上げるべきだろう。毎日書くこと、継続することを目指すなら、専門性に縛られていたら厳しそうだろうと思う。
自分の場合、国語科教育、特に文法のことが専門性を言えそうな分野なのだけど、当ブログではほとんど書けていない。ほぼ雑記である。
このブログを読んでいて、教育ブログ、国語科教育ブログだと思う人はほとんどいないだろう。そんなものである。
グダグダと続けているうちに、その筆者の色が出てくるものである。何が自分の専門なのかなんてそうそう自覚できない。まずはいいから毎日書くべき。
ラクに書くための環境を
結局、続けるためのストレスを減らすことが書くことを継続するコツである。
最近は音声入力が強力ですよ。とにかく、ひたすら思いついたことをしゃべり続けるだけで十分に記事になるでしょう。
もしくはツイッターに呟いておいて、それをブログにまとめて貼り付けるだけでも十分読み応えのあるブログだと思うのですよ。
書評を書くなら、Scrapboxに抜き書きを音声入力しておくと、あとから引用がラクだったり……。
あまり図表を使わないブログなのでそのあたりのテクニックは知りません。たまに入れる図表はパワーポイントで五分くらいでサクッと作っています。
本当はなあーもう少しはてなブログのアプリが使い勝手いいとよいんだけどなぁ。
ブログを書いているメリット
そんなものはほとんどない。
自己満足である。
よく雑誌から原稿依頼が来たとか、講演の依頼が来たとか書いてあるのを見ますが、そんなのは飛び抜けて才能がある人か精魂込めてブログを書いている人か、そんな特別な努力がなければ厳しい。
まあ普通の人には無理です。自分も雑誌への寄稿の話とかないです(このグダグダなブログであるわけがないのだが)。
でも、書いていると「こんかアホな奴がいる」という認識は持ってもらえる。だから、たしかに人とのつながりは生まれる。ある意味、自己紹介不要で問題意識を共有できる人と繋がれるので、これは大きなメリットかもしれない。
でも、こういっちゃなんだけど、自分で研究会に顔出したり懇親会で声かけたりした方がよほど早くてすごい人とは知り合いになれるよ。声を掛けられるのを待っているより声を掛けて回った方が早いのである。
ないないづくしでも書き続けられる
工夫もないし、特段専門性もないし、ついでにいうと別に誰かに訴えなければいけないと思うこともない。
そんな自分であっても気づけば900日以上書き続けられています。
要するに、自分の趣味、自分のやりたいことをやっているだけだから、続けられるのです。いや、やりたいことか?と言われると微妙だけど、書くことの練習だと思っているし、書くことの経験が必要だと思っているので、続けられている気はする。
こんな片手間ではなく、もっと気合い入れて書いた方がいいのかなぁと思ったりもします。専門性を活かして、紹介できる話もないこともない。でも、それは生活に負担が重すぎる。
このくらいのテキトーさで、何か必要があれば本気になって時間かけて書ければいいのかなぁなんて思います。
ただ、一ブログ読者として思うことは、たまにしか更新されないよりは、少しでもいいので毎日書いてもらった方が嬉しいなぁと思っています。
全部が役立つなんて思わないけど、何かが引っかかることは多いのです。
目につく、触れられる機会が多くなることを期待してます。