ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

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読む、話し合う、気づく

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授業は生徒の気が抜けているけど、やるべきことはきちんとやる。楽しく、気楽に、それでいてきちんと力になるようなことを。

詩をよむ

時間の短い中で、中身の濃いことをやろうとしたときに、詩は表現の工夫の結晶なので学ぶことは多い。ただ、それだけに生徒にとっては取っつきにくい印象を持たれるし、なかなか高校の教科書の詩となると、格調高く、難しい詩も多い。

だから、本格的に授業の単元としてやる前に、今回はゆるゆると「遊び」感覚でやってもらいました。

今回は、詩の穴埋め問題を考えてもらいました。発想としては、以前にやった短歌の穴埋めと同じ。

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シンプルですが、結構、色々と頭を使うことになる。

そして、話合い自体も「相手の答えを知りたい」という強い動機に支えられるので、よい形で進んでいく。

どうやって力をつけるか

短歌の時は「定型」というものを理解するという意図でやっていたが、自由詩で同じことをやると、ただのゲームになり下がりかねない。

どうやってきちんと力をつけるのか。そこで三角ロジックである。

授業で使える! 論理的思考力・表現力を育てる三角ロジック: 根拠・理由・主張の3点セット

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「根拠」「理由付け」「主張」の三点セットである。これがやはり力をつける意味では非常に便利なツールである。

簡単に言えば

  • 「主張」…自分が考えた穴埋めのことば
  • 「根拠」…本文から読み取れること
  • 「理由づけ」…なぜ「根拠」から「主張」を思いついたのかの説明

である。

「主張」のぶつけあいは話し合いにならない。お互いの考え方の違いを、同じレベルで尊重し、その上で検証するために、この三点セットはなかなか強力。

自分の思いを引き出したきっかけとなる「根拠」にきちんと意識を向けさせ、その上で、「根拠」から自分がどのような思考の道筋で「主張」を引き出したのかという「理由づけ」を考える。

対話・批評・活用の力を育てる国語の授業―PISA型読解力を超えて

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きちんと話し合えば気づく

生徒同士の話合いでも、こういう「支援」があれば、自分たちでだんだんと深いところに踏み込んでいく。

そうして気づいたことを、嬉々として振り返りに書いてくれているのを見ると、やっぱり、きちんと考えて授業をしなければいけないなぁと思うのである。

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