ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

授業を動画にしてみる

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緊急事態宣言も出されて、状況が怪しくなってきたので、学校が止まってしまう前に授業で工夫できることをやろうという試み。

アプリはあっても機材がない

授業の動画をいい感じにテロップ出して編集するのには、Capucutが無料なのになかなかよい感じである。

CapCut
CapCut
開発元:Bytedance Pte. Ltd.
無料
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授業で話すようなゆっくりはっきりとした話し方だとかなりの正確度でテロップを自動で打ち込むことが出来るので、「声が上手く録音できない」だとか「黒板が見えにくい」だとかそういうクレームを防ぐことが出来るような機能が揃っている。

機能がありすぎて、一つの授業の編集が永遠に終わらない…という説もあるが。

しかし、これだけ使えるアプリがあるというのに、撮影するための機材が弱いのである。三脚すらちゃんと買いそろえていない状況なので、そもそもスマホやタブレットを立てかけるのにも苦労するし、レンズの画角が広くないのでイチイチ、カメラを動かさざるを得ず、使いにくいことこの上ない。

そもそも音声もマイクを近くに持って…という訳にはいかないので(アテレコもできるけどその分時間がかさむのでどうなのよ)、まあ…なかなか厳しいなと思うのである。

去年、機材を揃えて置けよという話ではあるが、去年の欲しい時期には予算が取れてもお店に売っていなかったのである。

気が散るわ!

やってみてよく分かったが、機材で撮影をしながら授業をやっていると、かなりカメラの方に自分が気を取られる。特に一人で授業しながら撮影していると、画角のことだとかカメラからの黒板の見え方だとか普段はされないような制限をもろにされるので、非常に気持ちが機材の方ばかりに行ってしまい、肝心の授業で生徒の反応を見るのが蔑ろになる。

生徒の様子を気にしながら、カメラを気にしながら授業をしていると、今度は自分が何を話しているのかがよく分からなくなってくる。話しながら「自分は何を言っているんだ?」となってしまうのである。(これは自動キャプションをつけてみると一目瞭然で、自分の気が逸れているのがよく分かる)。

これはライブ配信でも事情は同じで、眼の前に生徒がいる状態とオンラインの向こう側で聞いているという状態がハイブリッドになってしまうと、どこに集中したら良いかが全く分からなくなる。

安易にタブレットをおいておけばライブ配信になるって意見は無理ですと返答したいところ。100点中10点くらいの満足度でいいので、無いよりはあったほうがマシというならやるけど……100点中70点とか言われると無理がある。

動画づくりは動画づくりで

やってみて思うが、動画づくりは動画づくりでやろう。

生徒が目の前にいないとしゃべるテンポ感や自分のテンションが難しいのだけど…。 

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