八月が終わりますね。もう夜になると煩いくらいに秋の虫が鳴き続けています。
そろそろのんびりとしてもいられないので、二学期の授業予定の詳細を検討し始めています。……まあ、この緊急事態宣言というか感染爆発の状況において、もくろみ通りに学校が動くかをとても疑わしく思っていますが。
数えると物足りない
自分の担当科目は勤務校のカリキュラムだとあまり一クラス当たりのコマ数が多くない(つまり、教えるクラス、教える人数が膨れ上がりやすいという…)。そのため、登校日数としてはかなりの数がある二学期ではあるのだが、授業数を数えてみると行事で潰れたり、短縮授業があったり、祝祭日にぶつかって潰れたり……と、なかなか授業数が増えていかないのである。
例えば、単純な単位数×登校日数の計算だと40コマくらいが期待できるところが、計算してみると7がけや8がけくらいになるのである。
ここに更に考慮することになるのが、たとえば行事の次の日だと生徒の集中力が持たないだろうから授業の内容を軽減することを考えたり、休みが無い時期の生徒のダレやすいことを見越しての準備が必要だったりと、授業数にミチミチと詰め込むことは出来ない。
授業はやればやるだけ生徒への期待感とともにやりたいことが増えていくし、ダラダラと間延びしていくものである。だからこそ、授業数が少ないなぁということに対しては口惜しさを感じるのだ。
高3の授業で出来ること
高3は勤務校の仕事としてはきちんと受験対策することが求められる。だから演習を多くやることになるのだけど…なんだかそれも面白くない気持ちがある。とはいえ、生徒の必死さからすれば呑気なことをやれない現実もあるし、一方で自分の仕事が入試対策ではないという気持ちもある。
別に入試問題を読んで考えることで得られる成長も数多くあるので、あと数ヶ月に詰め込みで色々な文章を読み、頭に詰め込むという経験をすることも大切なことだ。でも、ただの選択肢を選ぶだけのような読解にならないようには気をつけさせたいね。
もう手放して良い時期だと思っている。全てを解説するタイミングもあれば、要点を絞って、あとは自分で学習を調整してもらうような展開でもよいと思っている。
○○対策といって、本当にその対策になっているのか眉唾なことをやるよりは、丁寧に読んで書いて、説明してということを取り組んでいきたいところだ。