ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

一学期のゴールが見えてくる

7月もいよいよ中旬です。あと十日くらいで一学期が終わりになる学校も多いだろうから、怒濤の一学期も終了である。

観点別評価に苦しむ学期末

関係各所から観点別評価に苦しむ声が聞こえてくる。

個人的には「観点別評価が上手くいかない!」という理由は火を見るより明らかなのだが……それを直接的に言ってしまうとケンカになるので、ニコニコと黙って聞いているという方向である。

黙って改善の可能性を潰しているという意味では……自分の仕事の卑怯さを思わなければならないところだが、自分が口出ししてよい範囲というものはある。ケンカするために正論があるわけではない。

現場は理屈通りには動かないけれど、理屈がないのに場当たり的に評価してしまうのは、後になるほど苦しくなる。

不利益を最終的に引き受けることになるのは生徒自身であるのだから、丁寧に折り合えるところで議論を深めないと……。

新しい国語科の話

各所で話題になっている高校国語。今年度から全く新しい立て付けで国語の授業が始まっている。

一つ注目されているのが「現代の国語」であるわけだが……。

まあ、上の本のタイトルの通りです。そして、嫌われる実感も上の本で指摘されるとおりです。この本の内容についてはどこかでまとめて紹介しようと思うが……基本的には自分も高校の国語科の人間なので、こういう現場の言い分は普段から散々、聞かされていて食傷気味である。

意見や反論を述べるのに対案を述べる必要は無いとは分かっているが、じゃあ、そこまでいうのであれば、どんな授業で生徒を育てるの?と思うのだが……聞こえてくる話は厳しい。

 

www.s-locarno.com

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言うことに事欠いて、某教科書に小説があることをよいことに、平然と「現代の国語」で小説を今まで通りに教えている学校もあるのだとか(伝聞なので自分では未確認)。

本当、そういう仕事の仕方は、例え優れた実績を残したとしても、共感はしない。

二学期から更に挑戦を

新しいことを始めるのはストレスが大きい。今までやらなくてもよいことをやらされるし、やってみるまでどんな成果が出るかに予想も出来ないので、上手くいかなかったときのフォローも難しい。

だからこそ、これまでの状況を続けたくなるのだが……それでもその億劫な気持ちを振り切って、新しいことに挑戦していきたいところである。

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