色々な現場の話を聞くことが最近は多くなっている。仕事の関係で。
他の学校や地域でどんなことをやっているのかを聞いてみると、自分が思っているペースよりも早い変化が来ているのかもしれない。
変わるコトへの抵抗
STEAMライブラリーにこんな授業案がある。
「自分たちの生きる場所を自分で作る」という発想の授業案であるが、一般的な学校の発想から行けばかなり過激である。
下手するとこういう授業案を見せると「露悪的だ」とか「当てこすりか」とかみたいな非常に嫌がられるような反応をされると思われる。実際、こうやって丁寧な授業案があってもそれを実践することを職員室で宣言するのはなかなか勇気がいるように思われる(自分なんかは空気を読めないのでへっちゃらなのだけど)。
「何を言ってもなぁ…」という無力感は生徒だけではなく、実は教員の間にも蔓延しているように思う。
変化が生まれつつある?
そんな荒んだ気持ちで現場に対して思い込んでいたのだけど、最近になって色々な学校の話を聞くと、思っていたよりも多くの学校で「校則を変える」という生徒の活動が実践されている気配がある。
生徒の話を聞いていると、生徒会が中心となって自分たちの学校の理不尽な校則について意見を提案して変えていこうという動きが見られている。
去年はこれほど変化しているという話は聞いていなかったので、今年になってちょっとずつ動き始めているのかもしれない。
色々な社会的な条件が変わってきたことで、各学校にいる良心的な先生が少しずつ行動を始めており、その活動が少しずつ受け入れられるようになってきているのかもしれない。
思ったよりも早い
思ったよりも変化が早いのかもしれない。
こういう変化が学校にやってくるイメージが正直自分もあまり持てていなかった。こういう変化に対して驚きがあるうちは良いのかもしれないが、変化に対して嫌悪感になってしまう可能性があるのかもしれない。
常に、自分の学んできたことが正しいと思い込まず、適切にアンラーンできるようなメンタリティは持っておきたい。
そんな文脈の中で、少しずつこの本を読み始めよう。