ならずものになろう

少しは教育について話してみたくなりました。書き続けて考え続けてみたい。

ならずものになろう

提案を続ける

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自分の分掌がどこなのかよくわからない仕事をしている今日この頃。

その方が合理的な気がしている。

楽をしたいという…

仕事がたくさんある現場だからこそ、余計な仕事を増やしたくないという気持ちもよくわかるのだが、それでも声を大にして言わなければいけないことは、「生徒を動かそうとするのであれば、先に教員が苦労しとけ」である。

それまでどれだけ苦労して偉かったかは存じ上げませんが、もう、行き詰っているのであれば、今までとは違うことに挑戦しなければじり貧なのである。

教えてもらわなければできないと、なぜ、教える立場にある人が言うのだろう?自分の「教える」という商品は、誰かに与えられなければ磨けないものなのだろうか。

そういう怒りが最近は沸々と沸いてくることは多い。

最近の疑問

最近、気づいたのだが、なかなか「この先にどんな企画をしたいか」「どんな生徒を育てたいか」「どんなことをしたいか」ということを議論するときに、自分が何をしたいか、ではなくて「よその学校ではこんなことをやって上手くいっている」ということを話したがる人が多いということである。

 

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる!  公立名門中学校長の改革 ―

学校の「当たり前」をやめた。 ― 生徒も教師も変わる! 公立名門中学校長の改革 ―

  • 作者:工藤 勇一
  • 出版社/メーカー: 時事通信社
  • 発売日: 2018/12/01
  • メディア: 単行本
 

…公立の真似をし始めたら私立はおしまいだと思うの。 

 

せっかく、私学なのだから、そこにいる人たちが、他所とは関係なく、自分のやりたいことや育てたい生徒を育てるということを、前面に押し出していいのではないかなぁと思うのである。

もちろん、先行研究や先行実践に学ぶことは必要だ。そこの蓄積が少なくて車輪の再発明を繰り返していてもどうにもこうにもならない。しかし、だからといって、他の学校でうまくいっていることを、丸パクリというのも何のために私立に勤めているの?という話になってしまう。

諦めからの転回

まあ、どうしてもそうやって嫌なことばかり見ていると愚痴が多くなるのだが、もう一蹴して、それをやめようという気持ちが、この一年である。

ここにきて次年度のことを考えだすようにしているが、もう、動かない、変わろうとしないというところを動かそうとしてストレスをためるのではなく、面白いことをやりたいという人たちのエネルギーを束ねるように行動していこうと思っているのである。

もちろん、自分自身のやりたいことは山ほどある。他人のやりたいことばかり優先してあげるほど、自分は物分かりは良くないし歳を取ってないぞ!自分のやりたいことをやりたいから仕事しているんだ。

ということで、最近の主な仕事は、ひたすら、会議の記録を自分でとって、次の会議に備えて早めに提案をまとめて意見の集約を図るということをやっている。

会議の場でやりあってもしゃーない。

会議に入る前に、相談しながら提案と論点をまとめるのである。

まとめてみると面白いことはある

面倒な仕事であるけど、人の意見をまとめて整理するということを続けていると、だんだんと面白いことが見えてくる。

その面白いことは……やってみるとよくわかるので、ここでは言わないでおこう。

興味ある人は試してみてください。

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