受験シーズンで忙しい。とにかく気ぜわしい。大学入学共通テストの平均点もボチボチと出始めているし色々なことに気が取られている。
そういう時期なのだけど、学校自体はもう3月の年度終わりに向けて気分を向けていかねばと、感傷に浸りたくなる時期である。
時間の流れを押しとどめる気分
忙しい時ほど、振り返りについて考えたくなる。
いや、自分の振り返りを考えると言うよりは、誰かの振り返りについて覗いてみることによって、自分の行動をスローダウンさせるような、そういうものを摂取したくなるのである。
自分のリフレクションをしたい気分でもない。むしろ、考えたくないことも多くある。直面すると残された時間の少なさにも嫌になるし、何もできていない自分にも嫌になるのである。
だからこそ誰かの授業に対する振り返りや言葉を見て、自分の慌ただしく何も考えていないような状態にブレーキをかけるような、そういう気分なのだ。
立ち止まりたくなる
授業は毎年、同じようなリズムで進んでいく。だから、授業内容自体は違っても自分の中の授業の技術の蓄積がある分だけ、本当は授業に余裕が出てくるのではないかと思いたいのだが……。
しかし、実際は、授業のテンポがどんどん早くなるだけで、むしろその速度の速さに自分のメンタルがついていかなくなるような気がする。
準備の時間が短くなるから、もっと詰め込みたくなるし、授業で教えられる効率が上がるからやりたいことが増えていく。
そんなことをしていると、かなりペースが加速してしまって、なんだか慌ただしいのだ。
なにかリフレクションのような、立ち止まる機会を自分に持つのが難しい。
だからこうして、誰かのリフレクションを読みたくなるのかもしれない。