こんな記事を見た。
なかなか酷いことを言っていると感じるのだけど…。一体、端末が導入されて何年経っていると…
そもそも使っているのだろうか…
色々とツッコミどころがあるのだけど、一番、気になったのは以下の部分。
端末のうち、普及が進む「Chromebook」は、「シンプルで起動が早い」という点が59.5%と高く評価されている一方で、38.1%が「自身が慣れ親しんでおらず、児童・生徒に教えにくい」と回答。操作の習得が課題となっていることが明らかとなった。また教員の33.3%は「WindowsやMac特有のアプリが使用できない」、26.2%は「オフィスソフトを使用する機会がない」といった点を指摘。自由回答では「縦書きの日本語入力ができない」といった声もあがっている。
(2024/06/18確認)
えっと……「GIGAスクール構想により1人1台端末を実現した公立学校の教員101人」という対象であることを考えると、小中学校のGIGAスクールの端末のことを考えれば良いのかな?
だとすれば、端末を導入して何年経っていると思ってこの回答なのだろう?
日常的にChromebookを触っていれば、もう「自身が慣れ親しんでおらず、児童・生徒に教えにくい」とはならないのでは…?
Chromebookを使っていない人にはイメージが沸きにくいかもしれないが、基本的にChromebookはブラウザで全ての操作を行う端末である。だから、GoogleドライブやCanvaと相性が良いのです。
で、端末として特殊な操作がある訳ではなく、基本的にはインターネットを普段から使っている人にとっては、難しいことはない。ショートカットキーなども基本的にはWindowsなどと同じだし。
縦書きにこだわる理由もよくわからないけど、縦書きについてはCanvaで実現可能なので、これも大した問題ではないわけで…。
3~4割の教員があまり自分で端末を使って遊んでみたり試してみたりしていないのかなぁと心配になる数字である。
根強いOffice論
あとこういう話も根強い。
「将来的に多くの職場でオフィスソフトのスキルが必要とされるから」78.4%、「社会に出たときに即戦力となるための準備になるから」48.9%、「表計算ソフトの利用などを通じ情報処理やデータ分析/活用の能力が養われるから」44.3%と続いた。
(2024/06/18確認)
マイクロソフトのOffice系のソフトだけどオフィスソフトと呼ぶのか、それとも似たような機能のあるアプリで良いのかイマイチ判然としない。
どの職場でどのソフトを使っているかなんて分からないわけだから、あまり特定のソフトの使い方を先回りして教えなければいけないという考え方はよくないよなぁと思うところ。
それよりは、もう少し汎用的なスキルとして考えた方が良い気もする。汎用的なスキルというと難しいならば、肩肘張らずに、日常的にドキュメントやスプレッドシートを使いましょうということです。
たぶん、色々といじってみることで、大人が思うよりは柔軟に使えるようになると思うのだけどなぁ…。